シズル感を感じる料理写真のための視覚的な工夫
「めっちゃ美味しそう!」「これ食べたい!」
そんな気持ちを一瞬で引き出す写真って、やっぱりシズル感が違いますよね。
でも実は、あの「ジュワッ」「ツヤッ」「ホカホカ感」って、ただ料理を撮るだけじゃ出せないんです。
ちょっとした【視覚的な工夫】があるからこそ、見る人の食欲をガツンと刺激できるんですよ。
この記事では、「料理写真 シズル感」をテーマに、プロが実践している撮影テクニックやコツを、わかりやすく紹介していきます!
料理撮影にチャレンジしている人も、SNSやメニュー写真をもっとレベルアップさせたい人も、ぜひ参考にしてくださいね。
シズル感って何?なぜそんなに大事?
まず最初に、シズル感ってそもそも何?って話から。
簡単に言うと、食べ物の「できたて感」「みずみずしさ」「温かみ」「香ばしさ」みたいな、五感を刺激するリアルさのことです。
料理写真にシズル感があると…
- 「美味しそう!」と本能的に感じる
- 「今すぐ食べたい!」という欲求が湧く
- 「お店に行こう」「買ってみよう」とアクションにつながる
こういう【購買意欲を高める力】が爆上がりします。
だから、飲食店のメニュー撮影や、フード系インスタグラム、広告ビジュアルでは、シズル感は超重要な要素なんです。
シズル感を引き出すための視覚的な工夫5選
ここからは、誰でも今日から実践できる、「料理 撮影 コツ」を5つ紹介していきます!
1. 湯気・煙をしっかり見せる
できたての料理といえば、やっぱり湯気!
温かい料理の「ホカホカ感」を伝えるためには、湯気を映し込むのが超重要です。
ただし、普通に撮っても湯気ってなかなか写らないんですよね。
コツは…
- 背景を暗めにする(白い湯気が浮かび上がる)
- 逆光ぎみに撮る(光が湯気をキラキラさせる)
- 湯気が弱い時は、隠しアイテム(ドライアイス、小型スモークマシン)を使う
プロのフードフォトグラフィー現場でも、ドライアイスや温めたコットンボールを使って湯気を足すことは普通にあります!
2. ツヤ・光沢を意識して撮る
料理の「ツヤ」って、めちゃくちゃ大事です。
ツヤっとした肉汁、きらめくソース、みずみずしいサラダ…。
これらは光の当て方ひとつで、ぐっと美味しそうに見えるんです。
ポイントは…
- 光を真上からじゃなく、斜めから当てる(立体感が出る)
- グレーズ(オイルや水スプレー)で表面をうっすらコーティング
- 必要に応じて、反射板(白レフ)でやさしい光を足す
実際、プロの料理撮影では、料理が乾かないようにツヤ出しスプレーを吹きかけながら撮ることもよくありますよ。
3. 断面を見せる
断面ショット、めちゃくちゃ効きます!
ハンバーガーの肉汁したたる断面、ジューシーなステーキの切り口、サンドイッチのカラフルな層…。
断面は、シズル感を一発で伝える武器です。
撮るときは…
- カット面が一番キレイに見える角度を探す
- ナイフで断面をきれいに整える
- 少しだけ中身を押し出してボリューム感を演出する
「料理写真 シズル感」を出すなら、積極的に断面を狙っていきましょう!
4. ソースやトッピングは「動き」をつける
静止している写真の中に、ちょっとだけ動きの要素を入れると、ぐっとライブ感が増します。
たとえば…
- ソースをとろ〜っとかける瞬間を撮る
- ハチミツをたらすシーンをスローモーション風に
- シュワシュワの炭酸ドリンクの泡をクローズアップ
ソースやトッピングが「流れる」「跳ねる」「こぼれる」と、見る人の脳が「リアルな食べるシーン」を想像してくれるんです。
一瞬のシャッターチャンスを狙って、ぜひ挑戦してみてください!
5. 背景・小物でストーリーを作る
最後のポイントは、料理単体だけじゃなく、周りの空間ごとシズル感を演出すること。
背景や小物をちょっと工夫するだけで、
「食べるシーン」や「できたて感」がグッとリアルになります。
例としては…
- 温かみのある木のテーブルに置く
- 布ナプキンやカトラリーを無造作に添える
- 料理をサーブする手元だけを写す
「このあと誰かが食べるんだろうな」っていうストーリーを感じさせると、写真の説得力が一気に上がります!
まとめ:シズル感は「五感」を刺激する演出から
料理写真におけるシズル感は、ただ「美味しそうに見せる」だけじゃありません。
- 湯気で温かさを
- ツヤでみずみずしさを
- 断面でジューシーさを
- 動きでライブ感を
- 背景でストーリーを
こうやって【五感を刺激する視覚的な工夫】を積み重ねることで、見る人の「食べたい!」という気持ちを引き出すんです。
「なんかイマイチ美味しそうに見えないな…」って悩んでるなら、ぜひ今日紹介したポイントを試してみてください!
monocyteについて
株式会社monocyteは、北海道札幌に拠点を置き、「Visual Branding」をコンセプトに映像・写真の制作を行う会社です。コスメブランドやスイーツ、流通、学校法人など幅広い業界のコンテンツを手掛け、WebやSNS、パンフレットなどの広告媒体も提供しています。自社スタジオを所有し、さまざまな撮影に対応可能です。
制作実績については、こちらからご覧いただけます。
https://monocyte.co.jp/works
映像制作に関するご相談も随時受け付けています。