2025.05.22

シズル感を感じる料理写真のための視覚的な工夫

「めっちゃ美味しそう!」「これ食べたい!」

そんな気持ちを一瞬で引き出す写真って、やっぱりシズル感が違いますよね。

でも実は、あの「ジュワッ」「ツヤッ」「ホカホカ感」って、ただ料理を撮るだけじゃ出せないんです。

ちょっとした【視覚的な工夫】があるからこそ、見る人の食欲をガツンと刺激できるんですよ。

この記事では、「料理写真 シズル感」をテーマに、プロが実践している撮影テクニックやコツを、わかりやすく紹介していきます!

料理撮影にチャレンジしている人も、SNSやメニュー写真をもっとレベルアップさせたい人も、ぜひ参考にしてくださいね。

シズル感って何?なぜそんなに大事?

まず最初に、シズル感ってそもそも何?って話から。

簡単に言うと、食べ物の「できたて感」「みずみずしさ」「温かみ」「香ばしさ」みたいな、五感を刺激するリアルさのことです。

料理写真にシズル感があると…

  • 「美味しそう!」と本能的に感じる
  • 「今すぐ食べたい!」という欲求が湧く
  • 「お店に行こう」「買ってみよう」とアクションにつながる

こういう【購買意欲を高める力】が爆上がりします。

だから、飲食店のメニュー撮影や、フード系インスタグラム、広告ビジュアルでは、シズル感は超重要な要素なんです。

シズル感を引き出すための視覚的な工夫5選

ここからは、誰でも今日から実践できる、「料理 撮影 コツ」を5つ紹介していきます!

1. 湯気・煙をしっかり見せる

できたての料理といえば、やっぱり湯気!

温かい料理の「ホカホカ感」を伝えるためには、湯気を映し込むのが超重要です。

ただし、普通に撮っても湯気ってなかなか写らないんですよね。

コツは…

  • 背景を暗めにする(白い湯気が浮かび上がる)
  • 逆光ぎみに撮る(光が湯気をキラキラさせる)
  • 湯気が弱い時は、隠しアイテム(ドライアイス、小型スモークマシン)を使う

プロのフードフォトグラフィー現場でも、ドライアイスや温めたコットンボールを使って湯気を足すことは普通にあります!

2. ツヤ・光沢を意識して撮る

料理の「ツヤ」って、めちゃくちゃ大事です。

ツヤっとした肉汁、きらめくソース、みずみずしいサラダ…。

これらは光の当て方ひとつで、ぐっと美味しそうに見えるんです。

ポイントは…

  • 光を真上からじゃなく、斜めから当てる(立体感が出る)
  • グレーズ(オイルや水スプレー)で表面をうっすらコーティング
  • 必要に応じて、反射板(白レフ)でやさしい光を足す

実際、プロの料理撮影では、料理が乾かないようにツヤ出しスプレーを吹きかけながら撮ることもよくありますよ。

3. 断面を見せる

断面ショット、めちゃくちゃ効きます!

ハンバーガーの肉汁したたる断面、ジューシーなステーキの切り口、サンドイッチのカラフルな層…。

断面は、シズル感を一発で伝える武器です。

撮るときは…

  • カット面が一番キレイに見える角度を探す
  • ナイフで断面をきれいに整える
  • 少しだけ中身を押し出してボリューム感を演出する

「料理写真 シズル感」を出すなら、積極的に断面を狙っていきましょう!

4. ソースやトッピングは「動き」をつける

静止している写真の中に、ちょっとだけ動きの要素を入れると、ぐっとライブ感が増します。

たとえば…

  • ソースをとろ〜っとかける瞬間を撮る
  • ハチミツをたらすシーンをスローモーション風に
  • シュワシュワの炭酸ドリンクの泡をクローズアップ

ソースやトッピングが「流れる」「跳ねる」「こぼれる」と、見る人の脳が「リアルな食べるシーン」を想像してくれるんです。

一瞬のシャッターチャンスを狙って、ぜひ挑戦してみてください!

5. 背景・小物でストーリーを作る

最後のポイントは、料理単体だけじゃなく、周りの空間ごとシズル感を演出すること。

背景や小物をちょっと工夫するだけで、

「食べるシーン」や「できたて感」がグッとリアルになります。

例としては…

  • 温かみのある木のテーブルに置く
  • 布ナプキンやカトラリーを無造作に添える
  • 料理をサーブする手元だけを写す

「このあと誰かが食べるんだろうな」っていうストーリーを感じさせると、写真の説得力が一気に上がります!

まとめ:シズル感は「五感」を刺激する演出から

料理写真におけるシズル感は、ただ「美味しそうに見せる」だけじゃありません。

  • 湯気で温かさを
  • ツヤでみずみずしさを
  • 断面でジューシーさを
  • 動きでライブ感を
  • 背景でストーリーを

こうやって【五感を刺激する視覚的な工夫】を積み重ねることで、見る人の「食べたい!」という気持ちを引き出すんです。

「なんかイマイチ美味しそうに見えないな…」って悩んでるなら、ぜひ今日紹介したポイントを試してみてください!

monocyteについて

株式会社monocyteは、北海道札幌に拠点を置き、「Visual Branding」をコンセプトに映像・写真の制作を行う会社です。コスメブランドやスイーツ、流通、学校法人など幅広い業界のコンテンツを手掛け、WebやSNS、パンフレットなどの広告媒体も提供しています。自社スタジオを所有し、さまざまな撮影に対応可能です。

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