
NORD EMOAUTO SNS CREATE
SNS運用
使命感を感じて
札幌市白石区にノールエモートという車屋さんがあります。創業して2年も経たない車屋なのですが、たまたま知り合うきっかけがありました。たくさんの話をする中でこの車屋は本物だ、私たちが関わりもっと多くの人に伝えたいという思いから一緒にSNSのコンテンツ制作とSNS運用サポートが始まりました。
業界ごとで常識が違うということ
日本で中古車を販売する店舗はコンビニよりも多いと言われています。ですが私が話を聞く中でこんなにもデジタル化が進んでいるのに中古車業界にはデジタル化が進んでいないことを感じました。大手はもちろんデジタル化が進んでいますが、中規模や小規模の店舗は未だにポータルサイトに自社の中古車を掲載し、店舗の前をたまたま通りかかった人が飛び込みで入ってくる。あとはスマートフォンで撮影した写真や映像をSNSでなんとなくアップする。
という10年前とあまり変わることのない手法が未だに主流なのが現状です。
ですが中小企業にブランディング映像を作ったりオウンドメディアを含めたHPを制作する、多くの広告費をかけて宣伝することは簡単にできることではありませんし、年月もかかります。
そこで基本的には無料で使うことのできるSNSを軸に提案をさせていただきました。
SNSをどう捉えるか
SNSのコンテンツや運用は目的によって大きく変わります。今回のノールエモートさんの場合は「中古車販売台数をもっと増やしたい」ということでした。そこでmonocyteが提案したのは以下のことでした。
・SNSで完結する設計をする
・魅力的でフックになるコンテンツの制作
・ポータルサイトでの差別化
SNSは目的に基づいた設計がすべて
SNSの設計とは
ユーザーがSNSのアカウントの投稿やプロフィールに触れたときどういう感想を感じてもらい、どういう行動を起こしてほしいか。
そこに尽きます。今回はアカウントにユーザーが訪れたときにリンクから他のサイトへ推移せずノールエモートのことを理解してもらい、そのままお問い合わせや来店することを目標としてアカウントの設計をしました。具体的には
・ノールエモートとはどんなお店なのか
・どんな車を扱っているのか
・どこにあるのか、営業時間は
・なんとなく安心感があって、信頼ができそう
ということをさまざまな施策を通じてユーザーに伝える設計をしました。
中古車におけるキラーコンテンツとは
中古車とは車種や状態をふくめれば世界に一台のものと言えるのではないでしょうか。ですが多くの人々は車種と金額からあたかも同じものという認識で車を選定することが多いように思います。そこで今回monocyteでは他の中古車販売との差別化とブランディングの一環としていかにかっこよく中古車を写真撮影し、買ったあとの日常が描けるような写真の制作を行いました。
価格や状態ももちろん大事ですが、車を買ってからその車がどんな生活を自分にもたらしてくれるのか。そんな日常を連想してもらいわくわくしてもらう。そんなコンテンツを定期的に制作しています。
あたりまえをあたりまえに
もちろん未だにポータルサイトが強いことは事実です、中古車販売をしていてポータルサイトを利用していない会社はほとんどないのではないでしょうか。ですので、ポータルサイトの施策としてスマートフォンで中古車を撮影するときのレクチャー、写真の編集、掲載バナーの作成を継続して行っています。またSNSで更新しているということを謳うことで、ポータルサイト→SNSという導線も設計しています。
フォロワー、いいねの数ではないということ
企業がSNSコンテンツを制作したり、SNS運用をするときにフォロワーやいいねの獲得が目的ではないはずです。本来は企業やブランドの周知、プロダクトや商品の販売、人材採用などが目的のはず。例えばノールエモートの場合、1万人フォロワーがいて一人も購入してもらえないよりも、100人フォロワーがいて一人してもらえることのほうが正解という認識の上で、SNSコンテンツの制作やSNS運用をしています。
この考えは多くの企業に通ずるところがあるはずではないでしょうか。
monocyteが関わってからフォロワー数は倍に増え、それまで多くはなかった飛び込みでのお客様が増えたとのこと。また今までは中古車が2~3ヶ月で売れるというスパンが1ヶ月程度になったと感じているとある程度成果を出すことに成功しました。これからも業界では当たり前ではないことを企画していく予定です。
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Client : 株式会社ノールエモート