2020.09.25

PR映像の出演者はモデル?従業員?どちらがいいのか解説

PR映像に最適な出演者

映像制作においてモデルを起用した方がいいのか、従業員を起用した方がいいのかについてご紹介します。

これは、採用の映像やブランディング映像で自社の従業員を起用した方がいいのか、またはモデルを起用した方がいいのかという議論があります。これに関して、目的やコンセプトによって変わりますが、弊社の場合は基本的に従業員を起用することをお勧めしています。

従業員の起用する理由としては、ユーザーがより現実的な雰囲気を感じやすくなるからです。例えば大学の映像を制作する場合にモデルを起用することは一つの選択肢ですが、今の時代は「この人はモデルだろうな」と若い人であれば気づいてしまうと思います。また、綺麗すぎたり、カッコよすぎたりなどこんな大学生はあまりいないという雰囲気になります。そのような嘘くささというものが嫌われる傾向にあります。

最近であればテレビに比べYouTubeの正直に物事を言う風潮が主流になっています。このように演技をするより、実際にいる学生を起用することにより、親近感やリアリティなど没入感を感じ取ることができるメリットがあります。モデルであるとその部分が少し薄く、感情移入がしづらいと思います。ですので、弊社では様々なクライアントワークをする中で、できるだけ従業員を起用するようにしています。

会社のブランディングムービーで従業員を起用することで、万が一その従業員の方が退職したらどうしようというリスクがあります。モデルを起用した場合であれば基本的に使用料を払っていれば、使用できるというメリットがあります。ここで迷う場合があると思いますが、従業員が辞めた時にもう一度考えればいい事なのです。採用動画を制作する中で事前に数パターン撮影しておき、差し替えられる状態にしておく方法もあります。採用動画のトレンドは変化しやすく賞味期限が約2年から3年程度だと思います。ですので、2、3年の内に退職してしまった場合は新たな採用動画を作り直した方が効果の出る動画になるでしょう。

リアリティを追求するために

弊社では、可能な限り従業員の起用しリアリティを追求することにより効果の出る動画になると思い、制作しております。

ですので、モデルを起用した撮影の中で、家族で旅行している場面では、本当の家族を連れて来てもらい撮影するのが理想的です。モデルで構成した家族では、歩行中の距離感や仲睦まじい雰囲気にフェイク感が動画では現れてしまいます。写真であれば一瞬を切り取ることでフェイク感が分からないのですが、動画の場合では距離感や動作が伴うため、バレてしまったりメッセージを伝えられなかったりする可能性があり、キャストの構成は少し気をつける必要があります。

今回はPR映像の制作においてモデルを起用した方がいいのか、従業員を起用した方がいいのかについてご紹介しました。これに関しては、正解はありませんが、弊社のこだわりとその理由について紹介しました。少しでも参考になれば幸いです。

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