2024.12.13

食欲をそそるシズル映像の作り方ガイド

こんにちは!今回は、見るだけで「食べたい!」と思わせるような、シズル感たっぷりの映像を作るコツをお話しします。シズル感とは、ジュワッと肉が焼ける音や滴るソースの光沢、湯気の立ち上る様子など、視覚や聴覚で感じる“美味しさ”の演出のこと。食に関するコンテンツではこれが鍵になります。それでは、シズル映像を作るためのステップを一緒に見ていきましょう!

シズル映像のポイントとは?

シズル映像は、単に美味しそうな料理を撮影するだけでは不十分。見た人が「これ食べたい!」と思う瞬間を引き出す演出が重要です。そのためには、臨場感と食べる前のワクワク感を映像で表現する必要があります。たとえば、焼き立てのピザから湯気が立ち上る様子や、フライドチキンをサクッと割る瞬間など、視覚的にも音的にもインパクトを与える演出が大切です。

シズル映像制作のステップ

1. 食材と調理のタイミングを見極める

美味しそうに見える瞬間を捉えるには、食材が一番映えるタイミングを把握しましょう。

焼き目が付いた瞬間や、パンケーキがふっくらと膨らむ途中、シュワっと炭酸がはじける瞬間など、特に料理の完成直後は見栄えも最高です。撮影の前にリハーサルをして、「この瞬間を逃さないぞ!」というタイミングを決めておきましょう。

2. ライティングで質感を強調する

シズル感を引き立てるためには、ライティングが超重要。ポイントは光と影のバランスです。

湯気や油の照りを際立たせるには逆光を使うのがおすすめ。食材の立体感を出すために、少し斜めからのライティングを加えるのも良いでしょう。柔らかい光で全体を包み込むと、自然で美味しそうな雰囲気が出ます。たとえば、ステーキの脂がキラッと光るように、ライトを工夫して角度を調整すると効果的です。

3. カメラアングルと動きで臨場感を演出

映像の見せ方で、食べ物がさらに美味しそうに見えます。以下のポイントを意識しましょう。

接写では料理の細部(ジュワッとした焼き目や泡立つソース)を捉え、スローモーションでソースが流れる様子や揚げ物のカリカリ感を強調。手持ちカメラの揺らぎを活用するとリアルな視点で「目の前にある」感を演出できます。具体例として、グラスに注がれるビールの泡が立ち上る様子をスローモーションで撮ると、まさに「飲みたい!」と思わせられます。

4. 音も重要な要素

映像と一緒に聴覚にも訴えると、シズル感はさらにアップ!

ステーキが焼ける「ジュワーッ」という音や、カリッと揚がる音、グラスに注ぐドリンクの「ゴボゴボ」という音など、実際の音が取れない場合でも、後から効果音を足すことで、映像の魅力を引き上げられます。音は人の記憶に残りやすいため、視覚と聴覚の両方で美味しさを訴求しましょう。

5. 撮影背景と小道具で雰囲気を作る

料理を引き立てるには、背景や小道具も欠かせません。

木製テーブルやナチュラルな布で温かみを出したり、シンプルな白い皿を使って料理自体を目立たせたり、野菜やスパイスを散らして彩りをプラスすることが効果的です。たとえば、コーヒーを撮影するなら、背景に本や毛布を入れて「リラックスタイム」を演出するのもアリですね。

撮影後の編集テクニック

撮影が終わったら、編集でもシズル感をさらに強調しましょう。

カラーグレーディングで食材の色を鮮やかにし、スローモーションやズームで見せたい部分を強調。短いカットを組み合わせてテンポよく編集することで、飽きさせない映像に仕上げます。例えば、最初に湯気の立ち上る様子を見せ、次にフォークで切る場面を入れるといったストーリー性のある構成が効果的です。

おわりに

シズル映像を作るコツは、「見る人の五感を刺激する」ことです。視覚だけでなく、音や雰囲気までこだわることで、ただの料理映像が「食べたい!」という感情を引き起こすシズル映像に変わります。

さぁ、これを参考に、あなたも次の映像でお腹を鳴らす準備をしましょう!シズル感たっぷりの映像で、見る人を魅了してみてくださいね。

monocyteについて

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