2024.11.22

料理に動きを与える!シズル感を感じさせる撮影技法

料理を映像で美味しそうに見せるのは意外と奥が深いもの。見ているだけで「美味しそう!」「今すぐ食べたい!」と思わせるためには、食材や料理に命を吹き込むテクニックが必要です。そのためのキーワードが「シズル感」。シズル感は、視覚だけで味わえるような、ジュワッとした美味しさや新鮮さを感じさせる演出です。今回は、料理に動きを与え、シズル感を引き出す撮影技法についてお伝えします。

シズル感とは?料理に命を吹き込む「美味しさの演出」

シズル感(sizzle)とは、焼き音や湯気、オイルの揺らぎなど、食欲をそそるような視覚的な演出を指します。シズル感を上手く引き出すことで、視聴者は「食べたい!」という感覚に包まれ、料理の魅力がさらに伝わります。たとえば、焼き肉のジュワジュワした音や湯気が立ち上る瞬間を捉えると、料理の臨場感が伝わりますね!

1. ライティングで料理を引き立てる

自然光や光の方向を工夫する

光は、料理撮影において欠かせない要素です。特に、自然光は料理をよりリアルで美味しそうに見せてくれるので、窓際など自然光が差し込む場所での撮影がおすすめです。光の方向も大切で、斜め後ろや横から光を当てると、立体感が出て美味しさが際立ちます。光が柔らかく、料理に程よい影ができることで、立体的に見え、食材の質感が引き立ちます。

逆光で湯気や油の動きを捉える

逆光を利用すると、湯気やオイルがふわっと浮かび上がり、シズル感を強調できます。たとえば、スープの湯気や肉が焼ける瞬間の煙などが逆光に映えると、料理に動きが感じられます。背面から光を当てることで、油や湯気の細かな動きをキャッチしやすくなるんです。

2. アングルで美味しさを引き出す

目線の高さで撮影してリアルな臨場感を

料理を見たときの自然な視線の高さで撮影すると、臨場感が出やすくなります。目の前にあるかのような感覚を与え、「自分が今ここで食べている」ようなリアルな体験を届けられます。特に、サンドイッチやパスタなど、食材の厚みがポイントになる料理には、少し低いアングルから撮影することで、食欲をそそる構図になります。

近接撮影で素材の質感や温度感を見せる

ズームを使って、料理のディテールにフォーカスしてみましょう。パンのサクサク感やステーキのジューシーさなど、質感が伝わると、視覚的に味や温度感が感じられます。油が弾ける瞬間や、肉汁が流れる場面をアップで撮ることで、よりシズル感が強調され、思わず手を伸ばしたくなるような映像が撮れます。

3. 動きを取り入れた撮影で料理に命を吹き込む

スローモーションでジューシーな瞬間を捉える

焼きあがった肉から肉汁がじわっと溢れる瞬間や、オイルが弾けるシーンなどは、スローモーションで撮影すると視覚的に迫力が出ます。スローモーションにすると、料理のディテールがより強調され、シズル感が一段と増すんです。油や肉汁の流れがゆっくりと映し出されると、視聴者の食欲を強く刺激します。

パンやドリンクの湯気を強調する

温かい料理やドリンクから立ち上る湯気もシズル感を出す重要な要素です。スープやコーヒー、パスタなどの湯気が立ち上る瞬間を捉えることで、温かみと新鮮さが視覚的に伝わります。湯気がしっかり見えるよう、カメラの角度を調整し、背景に黒いボードなどを使うと湯気が引き立ちやすくなります。

4. サウンドも味方に付けて臨場感をUP

ジュワッ!焼き音で食欲を刺激

音は映像においても強い訴求力を持ちます。特に「ジュワッ」という焼き音や「サクッ」という食材がカットされる音は、料理映像に命を吹き込みます。音と映像を合わせることで、視覚だけでなく聴覚からもシズル感を感じてもらえます。録音が難しい場合は、音素材を追加するのも一つの手です。

BGMで雰囲気を盛り上げる

料理映像の雰囲気に合わせたBGMも、視聴者の心を引き込みます。フレッシュで軽快なリズムが、料理の魅力やシズル感を引き立てます。例えば、アジア料理ならエスニックなリズムを、スイーツなら軽やかなメロディーを合わせると、映像がより魅力的になります。

5. ポストプロダクションで仕上げの魔法をかける

色調補正で料理をより鮮やかに見せる

撮影後の編集作業では、色調補正を行い、料理がより美味しそうに見えるように仕上げます。少し暖かみのあるトーンにすると、料理の温かさや新鮮さが引き立ちます。トマトの赤や野菜の緑が鮮やかに映るように調整すると、自然なシズル感が増します。

テキストやエフェクトを加えてわかりやすくする

「ジュワッ」「サクサク」など、音や質感を視覚的に伝えるテキストを追加するのも効果的です。また、湯気のエフェクトやズームインなどの簡単なエフェクトを加えることで、視聴者が料理の美味しさを感じやすくなります。映像のリズムを整えることで、テンポ良く視覚的に食欲を刺激する作品が完成します。

まとめ

シズル感を意識した料理の撮影は、ライティング、アングル、動き、音の組み合わせがカギになります。それぞれのテクニックを工夫することで、料理が目の前でジュワッと香り立つような映像が撮れます。視覚だけでなく、聴覚や感覚にも訴えかけることで、より一層「美味しそう!」という感情を引き出せます。

料理に命を吹き込み、シズル感を伝えるテクニックを駆使して、見た人が思わずお腹を空かせるような映像を作ってみてください!

monocyteについて

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