2025.05.23

ストーリー主導の映像制作アプローチ

いま、映像制作の世界では「ストーリーテリング」がめちゃくちゃ注目されています。

どんなにキレイな映像でも、スペックだけ並べた説明動画でも、

見る人の心に残らなきゃ意味がない。

そんな中で改めて大事にされているのが、ストーリー主導の映像制作アプローチなんです。

この記事では、「映像制作 ストーリーテリング」をテーマに、

心に刺さる動画を作るための考え方や、具体的なコツを、わかりやすくお伝えします!

企業映像やPR動画、ブランドムービーを作ろうとしている方、

またはクリエイティブの質をグレードアップしたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

そもそも、なぜストーリーが大事なの?

まず、「なんでストーリーがそんなに大事なの?」って話から。

簡単にいうと、

人は「ストーリー」によって感情を動かされ、記憶に残るからです。

例えば、ただ「この商品はすごいです!」って押しつけられるより、

「ある家族の生活が、この商品でちょっと豊かになった」みたいな物語を見た方が、

心にじんわり響きますよね。

ストーリーがあると…

  • ブランドへの共感が生まれる
  • 記憶に定着しやすくなる
  • 視聴後の行動(購入・問い合わせ)に結びつきやすい

つまり、動画のゴール(売上アップやファンづくり)をちゃんと達成するには、

ただ商品を説明するだけじゃなくて、人の心に物語を届けることが必要なんです。

ストーリー主導の映像制作アプローチとは?

ここでいう「ストーリー主導」とは、

映像の中心に「伝えたい物語」を据えて、そこからすべてを組み立てていく作り方のこと。

つまり…

  • カメラワーク
  • 音楽・効果音
  • ナレーション
  • キャスティング
  • 照明・ロケーション

これら全部が、物語を一番良く伝えるための手段として選ばれている状態を目指します。

逆に言えば、

「とりあえずカッコいい映像にしたい」

「とりあえずドローン飛ばしたい」

って発想から始めると、バラバラでまとまりのない動画になりがちなんですよね。

ストーリー主導の動画制作:実践ステップ

じゃあ、具体的にどう作っていけばいいのか?

ここでは、「動画制作 コツ」として、実際の進め方を紹介していきます!

1. 「伝えたいこと」をひとことでまとめる

まず最初にやるべきは、

この動画で伝えたいことを、たった一言で言えるようにすること。

例:

  • 「この企業は未来を見据えた挑戦を続けている」
  • 「この商品は家族の時間を豊かにする」
  • 「このサービスは初心者でも安心して使える」

この“一本の芯”を最初に決めることで、映像制作のブレがなくなります。

2. 主人公(ヒーロー)を決める

ストーリーには必ず主人公(ヒーロー)が必要です。

企業PRでも、「社長」「社員」「お客様」「商品を使う人」など、

誰を主人公にするかで伝わり方は全然違ってきます。

ポイントは、

ターゲットに近い存在を主人公にすること。

見る人が「自分ごと」として受け取りやすくなります。

3. 起承転結を設計する

動画にも、ざっくりした起承転結が必要です。

たとえば…

  • 起(きっかけ):困っている・悩んでいる状況
  • 承(展開):挑戦・行動し始める
  • 転(転機):困難や壁を乗り越える
  • 結(結末):成長・成功・ハッピーエンド

この流れを意識して設計すると、自然とドラマが生まれます。

特に「転(転機)」で少しハラハラさせると、視聴者の感情がぐっと引き込まれますよ!

4. 映像と音の演出をストーリーに合わせる

映像や音も、全部ストーリーに合わせて選びましょう。

  • 明るい未来を描くなら、透明感のある光やさわやかな音楽
  • 挑戦と葛藤を描くなら、影のあるライティングや重厚なBGM

絵のトーン、カット割りのテンポ、ナレーションのトーンまで、

すべて「伝えたい物語」にリンクさせることが大事です。

5. 最後は「心の余韻」を意識する

動画の最後、急に「詳しくはこちら!」ってセールスに走っちゃうと、

せっかく感動した気持ちが冷めてしまいます。

エンドロールやラストカットでは、

ちょっと心に余韻を残す演出を意識しましょう。

たとえば…

  • 未来を感じさせる空を映す
  • 主人公が静かに微笑むカットで終わる
  • ナレーションは最低限にして映像に語らせる

こういう細かい部分まで丁寧に作ると、

ブランドイメージもめちゃくちゃ良くなります。

まとめ:ストーリーで心を動かす動画を作ろう

ストーリー主導の映像制作アプローチは、

「何を伝えたいか」を徹底的に磨いてから、映像を組み立てていくやり方です。

  • 芯を決める
  • 主人公を設定する
  • 起承転結を意識する
  • 映像と音をストーリーに合わせる
  • 心に余韻を残す

この流れを大事にすれば、

スペックを押し売りする動画じゃなく、

「この会社いいな」「この商品使ってみたいな」って自然に思わせる、

心を動かす映像が作れるようになります!

monocyteについて

株式会社monocyteは、北海道札幌に拠点を置き、「Visual Branding」をコンセプトに映像・写真の制作を行う会社です。コスメブランドやスイーツ、流通、学校法人など幅広い業界のコンテンツを手掛け、WebやSNS、パンフレットなどの広告媒体も提供しています。自社スタジオを所有し、さまざまな撮影に対応可能です。

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