シズル感あふれる食品プロモーション映像の制作法
「美味しそう…!」
思わずそんな声が漏れるような映像、見たことありませんか?
その正体は“シズル感”。
食品のプロモーション映像では、このシズル感がめちゃくちゃ重要。
今回は、札幌を拠点に映像制作をしているmonocyteが、シズル感を引き出すテクニックや現場での工夫をご紹介します!
シズル感ってなに?
簡単に言うと「五感を刺激する美味しさの演出」のこと。
焼き立ての肉がジュウジュウ音を立てたり、パスタの湯気がふわっと立ち上ったり、泡がプチプチ弾けるビールの映像などがまさにそれです。
この“臨場感”があるだけで、ただの料理映像が一気にプロっぽく、魅力的になります。
ライティングで「おいしさ」を際立たせる
まず欠かせないのが、光の使い方。
料理って、光が強すぎても暗すぎても美味しそうに見えません。
特にこだわるのは「逆光+やわらかいサイド光」。
これによって湯気や艶感、表面のテカリをきれいに出せます。たとえば照り焼きチキンのソースの反射や、ラーメンのスープ表面の油の粒など、自然な立体感が出るんです。
monocyteの現場では、ディフューザーやレフ板を細かく調整しながら、毎回“ベストな光”を作り込んでいます。
撮影音も大事な“味付け”
ジュッという音、パリッと割れる音、グツグツ煮える音…
実はこれ、すべて後から音だけ別録りすることも多いんです。
音がしっかりしていると、映像に“体験”がプラスされて、見る人の食欲がグンとアップします。
場合によっては、ASMRのような音重視の構成にすることも。
映像は「目」だけじゃなく「耳」も使って印象に残すのがコツなんです。
スロー再生やマクロで魅せる
シズル感をより強調するなら、スローモーションやマクロレンズの活用が効果的。
・トロ〜っとソースがかかる瞬間
・ナイフが断面をカットする瞬間
・ハンバーグから肉汁があふれ出す瞬間
こういった“決定的な一瞬”を丁寧に拾うことで、「おいしそう」が記憶に残る映像になります。
食品によって演出を変える
撮り方は食べ物によって変えるのがポイント。
たとえば…
・フライ系:カリカリ感を出すために硬めのライティング+ザクッとした効果音
・スープ系:湯気と反射をうまく見せるために逆光&バックライト重視
・スイーツ系:質感や色を大事にするため、柔らかい自然光っぽいライティングでマクロ撮影
monocyteでは、食品ごとに“どう見せたら一番おいしそうか”をチームで話し合いながら撮影しています。
実際に制作したプロモーション映像の例
札幌市内のレストランからご依頼いただいたプロモーション映像では、調理中のライブ感と盛り付けの美しさを重視しました。
撮影時は、シェフの手元や素材の変化をしっかり追いながら、調理音を同時録音。仕上げにナレーションを加えることで、「誰が、どういう想いで作っているか」まで伝わる構成に。
公開後は、SNSでの拡散率が通常投稿の約3倍、予約数も増加したとのことでした。
SNSとの相性も抜群
シズル感たっぷりの動画は、InstagramリールやTikTok、YouTubeショートとも相性◎。
短くてもインパクトのある映像は、スクロールの手を止めてもらえる可能性がグッと高まります。
ただ“見せる”だけじゃなく、ちゃんと心と胃袋を動かす映像を作るのがコツです。
まとめ:シズル感はプロの工夫で決まる
シズル感を出すには、ただ撮るだけじゃなく、光・音・構図・編集すべてにこだわることが大切。
monocyteでは、札幌の飲食店さんや食品メーカーさんと一緒に、「おいしさ」をどう伝えるかを丁寧に考えながら映像制作をしています。
「うちの料理や商品、もっと魅力的に見せたい!」
そう感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。
monocyteについて
株式会社monocyteは、北海道札幌に拠点を置き、「Visual Branding」をコンセプトに映像・写真の制作を行う会社です。コスメブランドやスイーツ、流通、学校法人など幅広い業界のコンテンツを手掛け、WebやSNS、パンフレットなどの広告媒体も提供しています。自社スタジオを所有し、さまざまな撮影に対応可能です。
制作実績については、こちらからご覧いただけます。
https://monocyte.co.jp/works
映像制作に関するご相談も随時受け付けています。