2025.05.12

シズル感を最大化する!魅力的な食品写真の撮影術

「おいしそう!」って思わせる写真には、ちょっとしたコツが詰まっています。今回は、見た人の食欲を刺激する“シズル感”を引き出すための食品写真撮影術を、monocyteの現場目線でご紹介します。

シズル感ってなに?

シズル感とは、ジュワッと音が聞こえてきそうだったり、湯気や照りがリアルに伝わってくるような“おいしそうな臨場感”のこと。食品をより魅力的に見せるために欠かせない要素です。

私たちが撮影をする際も、「湯気」「照り」「ジューシーさ」「焼き目」といった要素をどう引き立てるかが勝負どころになります。

ライティングで“食感”を見せる

食品写真の主役はもちろん料理そのものですが、照明の当て方ひとつで見え方がガラッと変わります。

基本は逆光や半逆光。食材の立体感やツヤが際立ちやすく、特に肉料理や揚げ物では“ジューシー感”を出すのにぴったり。反対に真上からの照明だと、平坦でおいしそうに見えづらくなるので注意が必要です。

自然光を使う場合は、午後のやわらかい光が◎。曇りの日も意外とシズル感を引き出しやすいですよ。

湯気や照りは“演出”もあり!

温かい料理の撮影では、湯気が出ているかどうかで「できたて感」が変わります。実際の撮影現場では、ドライアイスや湯気スプレーなどで湯気を演出することも。

また、ツヤ感や照りを出すために、料理にオイルや水をスプレーで軽く吹きかけることもあります。光を反射して、みずみずしさや熱々感が伝わるんです。

これは料理をより“おいしそうに見せる”ための撮影テク。見た目のクオリティは、視覚的な購買意欲に直結するので重要です。

背景や小物で世界観を作る

料理だけをドンと撮るのもいいですが、世界観をつくることでさらに魅力がアップします。たとえば木のテーブルやナチュラルなリネン、カトラリーなどを使えば、温かみのある食卓の雰囲気に。

北海道の地元食材を使ったメニューなら、札幌の雪景色や地元のクラフト雑貨を背景に入れることで「地域性」も演出できます。

monocyteの撮影では、そのブランドや商品に合ったスタイリングを事前にしっかり打ち合わせしています。自然に“そのお店らしさ”が伝わることも、シズル感には欠かせません。

時間との勝負!スピードも大切

料理の見た目は時間とともに変化します。とくに冷たいデザートは溶けやすいし、揚げ物は時間が経つとカリッと感がなくなってしまう。

だからこそ、料理が出てきた瞬間が勝負。撮影現場では、料理の登場と同時にカメラマンも照明もスタンバイ。リハーサルやテスト撮影をしっかりしておくことで、本番はスムーズに進めます。

撮影チームとの連携や段取りの良さが、結果として“おいしそう”に直結します。

札幌の食の魅力を、写真で届ける

monocyteでは、「札幌 映像制作」「写真撮影」をテーマに、地元の飲食店さんや食品メーカーさんの撮影を多く手がけています。

雪国ならではの食材や、季節ごとの料理の美しさを、写真でどう伝えるか。地元を知っているからこそできる提案で、クライアントの“おいしい”をビジュアルにしています。

食べたくなる写真、撮りたくなったら、ぜひ私たちに声をかけてください!

monocyteについて

株式会社monocyteは、北海道札幌に拠点を置き、「Visual Branding」をコンセプトに映像・写真の制作を行う会社です。コスメブランドやスイーツ、流通、学校法人など幅広い業界のコンテンツを手掛け、WebやSNS、パンフレットなどの広告媒体も提供しています。自社スタジオを所有し、さまざまな撮影に対応可能です。

制作実績については、こちらからご覧いただけます。
https://monocyte.co.jp/works

映像制作に関するご相談も随時受け付けています。