サステナブルな映像制作:エコフレンドリーなアプローチの実践
映像制作の現場では、大規模な撮影機材の使用、電力消費、移動によるCO2排出など、環境負荷が意外と大きいものです。企業やクリエイターが持続可能な社会を目指す中で、映像制作においてもサステナブルな取り組みが求められています。では、エコフレンドリーな映像制作を実践するにはどうすればいいのか?今回は、環境に配慮しながらクオリティを維持する方法について紹介していきます。
1. デジタルワークフローを最大限活用する
撮影現場では、紙の台本やスケジュール表が大量に使われがちですが、これをデジタル化するだけでもかなりのペーパーレス化が可能になります。
• 台本や資料はタブレットやスマホで共有
• クラウドを活用して遠隔でスケジュール管理
• 不要な印刷物を減らし、デジタルメモを活用
最近では、アプリを使って撮影スケジュールを共有したり、リモートで打ち合わせを行ったりと、オンラインベースで進める方法が一般的になっています。これにより、移動の回数を減らし、無駄な資源の消費を抑えることができます。
2. エネルギー効率の良い撮影機材を選ぶ
映像制作では、カメラや照明、PCなど、電力を消費する機材が多く使われます。そこで、エネルギー効率の良い機材を選ぶことが重要になります。
• LEDライトの活用
近年のLED照明は省エネ性能が高く、長時間使用しても発熱が少ないため、電力消費を抑えながら高品質な光を提供できます。従来のハロゲンライトに比べ、消費電力を大幅に削減できるのがメリット。
• バッテリー駆動の活用
一部の撮影機材はバッテリーで動作するものがあり、再充電可能なリチウムイオンバッテリーを活用することで、発電機を使わずに済みます。
• エコモード付きの機材を選ぶ
カメラやモニターの中には、低消費電力モードを搭載したモデルもあります。設定を調整することで電力消費を抑えることができます。
3. ロケーション撮影の環境負荷を減らす
ロケ撮影では、移動にかかるCO2排出が問題になります。できるだけ環境負荷を抑えながら撮影するために、以下の点を意識してみましょう。
• 地元のロケーションを活用する
近場での撮影を増やすことで、飛行機や車での移動距離を短縮し、CO2排出を削減できます。北海道ならではの自然や都市の景観を生かした撮影も魅力的です。
• カーボンオフセットを活用する
やむを得ず遠方での撮影が必要な場合、移動によるCO2排出を相殺するために、カーボンクレジットを購入する方法もあります。これにより、環境負荷を減らす努力を可視化できます。
• ロケ地の環境に配慮する
撮影後にゴミを残さないのはもちろんのこと、可能な限り現地の資源を活用し、余計な持ち込みを減らすことも重要です。
4. サステナブルな制作小物やセットを使う
映像制作ではセットや小道具を頻繁に使いますが、これらの多くは使い捨てになりがちです。これを改善するために、以下の取り組みが効果的です。
• 再利用可能なセットや小道具を使う
撮影後に廃棄せず、次のプロジェクトでも活用できるように設計する。レンタルサービスを利用するのも良い方法。
• リサイクル素材を活用する
セットデザインや衣装に、リサイクル素材を取り入れることで、環境負荷を抑えながらオリジナリティを出すことができます。
• デジタル合成でセットを作る
必要なセットをグリーンスクリーンやVFXで合成することで、物理的な資材の消費を抑えられます。最近ではバーチャルプロダクション技術も進化しており、環境負荷を減らしながらリアルな映像を制作できるようになっています。
5. 廃棄物を減らす
撮影現場では、ペットボトルや食事の包装など、意外とゴミが発生しやすいものです。これを減らすために、以下の工夫を取り入れてみましょう。
• マイボトル・マイカップを持参する
撮影現場での飲料の提供をペットボトルからマイボトルに切り替えるだけで、大量のゴミ削減につながります。
• リサイクル可能な食器を使用する
ケータリングやロケ弁の容器をリサイクル可能なものにする、もしくは再利用できる食器を使用する。
• ゴミの分別を徹底する
撮影後にゴミをしっかり分別し、リサイクルできるものは適切に処理することで、環境への負担を減らせます。
6. 環境に配慮したポストプロダクション
撮影だけでなく、編集作業でも環境負荷を減らすことが可能です。
• クラウド編集を活用する
データのやり取りをクラウド上で行うことで、移動の必要がなくなり、エネルギー消費も抑えられます。
• エコフレンドリーなデータ管理
必要以上にデータを保持せず、不要なファイルは削除することでストレージの電力消費を抑える。
まとめ
サステナブルな映像制作を実践するためには、単に「環境に優しいことをする」だけでなく、制作プロセス全体を見直し、持続可能な方法を取り入れていくことが大切です。
• デジタルワークフローを活用してペーパーレス化
• 省エネ機材を導入し、電力消費を抑える
• ロケーション撮影の環境負荷を最小限にする
• サステナブルなセットや小道具を使用する
• ゴミを減らし、リサイクルを徹底する
• ポストプロダクションでもエコを意識する
こうした取り組みを積み重ねることで、環境に配慮しながら高品質な映像制作を実現できます。今後の映像業界に求められるサステナブルなアプローチを、ぜひ実践してみてください。
monocyteについて
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