シズル感を強調した飲み物の撮影技法
飲み物の写真や動画って、見ただけで「ゴクッ」と喉が鳴るような仕上がりにしたいですよね。それが「シズル感」の力。飲み物が冷たそうだったり、香りが漂ってきそうだったりするだけで、見る人は「美味しそう!」って感じます。今回は、そんなシズル感を強調した飲み物の撮影テクニックをお届けします!
湯気や霧で「出来立て感」を演出
温かい飲み物なら、湯気を上手に使うのが鉄板。撮影中に湯気が途切れちゃうときは、裏技として「水蒸気スプレー」やお湯を使って人工的に湯気を作るのもありです。
冷たい飲み物なら、グラスやボトルに霧吹きで水滴をつけるのが定番。結露した表面を撮ると、一気に「冷え冷え感」が出てきます。さらに、氷を入れると涼しげな印象が強まります。撮影前に氷を少し溶かすと、溶けた水が雰囲気をアップさせますよ!
光を使って透明感を引き出す
飲み物の魅力を引き立てるには、光の使い方が大事。特に、透明な液体を撮るときは、逆光や斜め後ろからの光を当てると液体の透明感が際立ちます。
たとえば、炭酸飲料の気泡がキラキラ輝くようにしたいときは、飲み物の後ろに白いボードを置いて光を反射させると効果的。逆に、温かみを感じさせたい紅茶やコーヒーの場合は、暖色系の光で包み込むように撮ると良い感じに仕上がります。
動きを加えて「今すぐ飲みたい感」を演出
静止画でも動画でも、「動き」を入れるとシズル感がグッと増します。たとえば、炭酸が弾ける瞬間や、グラスに液体が注がれる場面。これらは、見る人に「飲んだらこんな気持ちよさそう!」と感じさせる力があります。
撮影の際には、スローモーションで液体がグラスに流れ込む様子を撮るのもおすすめ。液体が跳ねたり、泡が立つ瞬間にフォーカスを合わせると臨場感たっぷりです。
カラフルな背景や小道具で引き立てる
飲み物自体が主役ですが、背景や小道具がその魅力をさらに引き出します。たとえば、フルーツジュースならカラフルなフルーツを添えたり、コーヒーなら木のトレイや本でほっこり感をプラスしたり。
季節感を演出するのも効果的です。夏なら涼しげな青い背景や氷を使い、冬なら暖色系のライトや毛布を思わせる素材を取り入れると「その季節に飲みたい!」という気持ちを刺激できます。
カメラアングルで魅力を強調
飲み物を撮るとき、アングルにも工夫が必要です。上から俯瞰で撮れば、全体のデザインやセットアップがよく見えますし、真横から撮れば液体の層やグラスの形を引き立てられます。
炭酸飲料や泡の多い飲み物なら、やや斜め下から撮ることで気泡や泡立ちが強調され、ダイナミックな印象になります。いろんな角度から試して、一番「美味しそう」に見える瞬間を見つけましょう。
レタッチで最後の仕上げ
撮影後の編集作業も、シズル感を最大化するポイント。飲み物の色合いを少しだけ鮮やかにしたり、水滴や気泡を目立たせたり。
ただし、やりすぎには注意。あくまで「ナチュラルだけど美味しそう!」な仕上がりを意識するのがコツです。光の調整やコントラストを少し上げるだけでも、写真や映像の印象は大きく変わりますよ!
まとめ
シズル感を感じさせる飲み物の撮影は、ちょっとした工夫でグッとクオリティが上がります。湯気や霧で「新鮮さ」、光で「透明感」、動きで「臨場感」をプラス。そして背景や小道具で全体の雰囲気を盛り上げることを忘れずに。
これらの技法を使えば、あなたの飲み物が「思わず飲みたい!」と思わせる最強のビジュアルに仕上がるはずです。ぜひ試してみて、シズル感たっぷりの一枚を作ってみてください!
monocyteについて
株式会社monocyteは、北海道札幌に拠点を置き、「Visual Branding」をコンセプトに映像・写真の制作を行う会社です。コスメブランドやスイーツ、流通、学校法人など幅広い業界のコンテンツを手掛け、WebやSNS、パンフレットなどの広告媒体も提供しています。自社スタジオを所有し、さまざまな撮影に対応可能です。
制作実績については、こちらからご覧いただけます。
https://monocyte.co.jp/works
映像制作に関するご相談も随時受け付けています。