シズル感とは？

シズル感って、要するに「見ただけで美味しそう！」と感じるワクワクするようなビジュアルのことです。写真や映像で見たときに「食べたい！」と思わせるような瞬間を捉えることができれば、SNSでも反響がぐっと増えますし、商品への興味も一気に高まります。では、そのシズル感をどうやって演出するのか、ポイントを見ていきましょう！

1. 美味しさを引き立てるライティング

柔らかい自然光で

食品を撮影するときは、できるだけ自然光を使うと美味しさが引き立ちます。特に、窓から入るやわらかい光は、素材の質感や色をきれいに見せてくれるんです！窓のそばで撮影できない場合は、光を柔らかく拡散するためのディフューザーを使うといいですね。

ハイライトとシャドウのバランス

影もシズル感を演出するのに実は大事！ちょっとだけ影を入れて立体感を出すことで、食材がリアルに見えて、奥行きも生まれます。ソースのツヤや果物の瑞々しさなど、細かい部分に光が当たっていると「美味しそう！」が倍増しますよ。

2. 湯気やオイルで「できたて感」を演出

湯気でホットなシズル感

熱々の料理から立ち上る湯気は、見る人の食欲を刺激します！湯気をしっかり捉えるために、暖かい部屋で撮影したり、湯気が出やすいタイミングを逃さないのがコツです。もし湯気が出にくい場合、少量のお湯を奥に置いたり、ドライアイスを少し使うと、自然な湯気感を出すことも可能です。

オイルや水滴で「瑞々しさ」をプラス

新鮮な野菜やフルーツに水滴をつけると、みずみずしさが強調されます。また、ピザやパスタなど、オリーブオイルが少し光っていると「つや感」が出て美味しそうに見えます。撮影の前に軽くスプレーするだけで、全体の印象がガラッと変わりますよ。

3. 動きのあるシーンで臨場感を

ソースをかける瞬間をキャッチ！

ドレッシングをサラダにかける瞬間や、チーズをピザに乗せる瞬間など、動きがあるシーンはまさにシズル感の宝庫！これをうまく捉えると、料理の「出来立て感」や「食欲をそそる感じ」を視覚的に伝えることができます。少しスローモーションで撮影すると、ソースの流れやチーズの伸びがより魅力的に映ります。

焼き上がりのシーンで香ばしさを表現

グリルやオーブンから出てきた瞬間の香ばしい感じも、シズル感を引き出す大事なポイント。少し焦げ目がついたところや、焼きたてのパンのふわっとした様子を捉えると、見た人に「いい香りがしそう」と感じさせられます。

4. カメラアングルとレイアウトで魅せる

低めのアングルで迫力を出す

低めのアングルから撮ると、ボリューム感や迫力が伝わりやすくなります。特にハンバーガーやステーキなどは、正面から撮ることでそのサイズ感やジューシーさが強調されます。「食べごたえありそう！」と感じさせたいときに効果的です。

シンプルな背景で料理を主役に

背景がごちゃごちゃしていると料理が目立ちません。あくまでシンプルな背景やトーンで、主役の料理が引き立つようにしましょう。必要であれば、ナプキンやカトラリーをアクセントとして添えると全体のバランスが良くなります。

5. 仕上げにこだわりの編集

色調補正で鮮やかさをプラス

写真や映像を編集するときは、料理がより美味しそうに見えるように色味を調整することも大切です。少し温かみのある色合いにすると、料理がふわっと美味しそうな印象に。青みが強いと冷たく見えがちなので、赤みやオレンジ系のトーンで温かさを演出しましょう。

アクセントをつけて主役を際立たせる

写真や動画の中で「これがメイン！」という部分がわかるように、少し明るさやコントラストを高めたり、ぼかしを活用したりして主役を引き立たせるのもポイントです。特に複数の料理が映っている場合、メインディッシュがしっかり目立つようにすると「食べたい！」が一層強まりますよ。

まとめ

シズル感を出すには、光や湯気、オイルの活用、そしてアングルや背景の工夫が肝心！ほんの少しの工夫で、料理が一段と美味しそうに見えるのは確かです。シズル感を引き出すことで、見る人に「今すぐ食べたい！」と思わせるビジュアルができあがるので、ぜひ試してみてください！

monocyteについて

株式会社monocyteは、北海道札幌に拠点を置き、「Visual Branding」をコンセプトに映像・写真の制作を行う会社です。コスメブランドやスイーツ、流通、学校法人など幅広い業界のコンテンツを手掛け、WebやSNS、パンフレットなどの広告媒体も提供しています。自社スタジオを所有し、さまざまな撮影に対応可能です。

制作実績については、こちらからご覧いただけます。
https://monocyte.co.jp/works

映像制作に関するご相談も随時受け付けています。